カイロスとは、
神がご自身の計画を実現するために、世界中でどのように働いておられるのかを発見するダイナミックな学びです。21世紀における戦略的世界宣教の中へ、クリスチャンや地域教会を教育し、動員することを目的としています。
カイロスでは、
- 創世記から黙示録までに織り込まれた宣教の糸を発見する。真に目からうろこです!
- 繰り広げられる世界史のドラマを神様の視点から見、世界中におけるキリスト教の驚くべき前進を垣間見る。
- 世界全体に対する神の贖いの計画を完成させるために、何が残されているか、また世界宣教における達成可能なチャレンジと未開拓の地を探究する。
- 全世界での神の国の拡大と成長という、心躍る出来事の中での、私たちの役割と働きの場を見出す。
コースの歴史と背景
KAIROSカイロス(The Condensed World Missions Course (CWMC) から改名)は、『Perspectives on the World Christian Movement』(世界宣教の展望)と、3巻から成る『World Missions』(ジョナサン・ルイス著)に基づいて、フィリピンのリビング・スプリング・インターナショナルによって開発されました。CWMCは当初フィリピンで用いられるために作られ、1994年に初版が作成されて以来、1万人以上のフィリピン人がこのコースを受け、フィリピンの教会を世界宣教に向けて刺激し、教育し、動員するために大きく貢献しています。現在フィリピンの教会は、宣教師の派遣においてトップ10に名を連ねています。現在、KAIROS は他の国々においても積極的に取り入れられ、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、豪州、南米など50数ヶ国でこのコースが用いられています。
コースの主な構成
- 世界の主要な未伝道の民族グループの情報をまとめた祈りのガイドブック。
- マルチメディアを使った、各課の概要紹介。
- コースの特徴の一つである、小グループでの分かち合いが、ダイナミックな学習環境を提供。
- 今日の宣教をリードする専門家による簡潔な教え、感化を与えるビデオ等による読本の補足。
- 文化と礼拝の重要性を学ぶための、異文化体験活動。
- 歴史、神学、宣教学の専門家によるわかりやすい記事と、ワークシートによるキーポイントの復習。
- 最終課で、学んだ事柄を実際に適用できるようにする。
コースの内容
聖書的背景
1. 神、神の宣教、神の世界
神、神の使命、神の世界に関する全体像を見る。
2. 契約の民、イスラエル
イスラエルの召命、機会、応答を理解することを通して旧約聖書を解釈する。
3. メシヤ、メッセージ、メッセンジャー
新約聖書の時代を学び、人類を取り扱う神の中心目的が、すべての国々であるということが継続していることを発見する。
歴史的背景
4. 世界のクリスチャン・ムーブメントの拡大
キリスト教の前進の初めから現在に至るまでを学ぶ。
戦略的背景
5. 宣教の戦略
世界宣教の働きを成し遂げるために、戦略の場所、価値、性質を考察する。
6. 残された働き
残された宣教の働きを見、なすべき必要が何であるか、また現在のチャレンジとその働きを完了するために力を注ぐべきことは何かを考える。
文化的背景
7. 異文化への理解
文化とは何かを理解し、異文化の働きにおけるチャレンジに取り組む。
8. ワールド・クリスチャンのチームワーク
すべての者が異文化に行くように召されてはいないが、すべての者は世界宣教に積極的に関わるように召されている。
9. 統合
カイロス・コースを通して神が示してくださったことの重要性を考え、それを自分のものとして取り込んでいくプロセスと具体的にあなたの生活の中で実践する。